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京華日記
きりきり舞いの幸せ
2005年12月14日

 

待ち詫びていた桜の花も一瞬にして散ってしまいました。
でも今年は、行く先々でタイミングよく、満開の桜を見る事ができました。
皆様も、お花見はされましたか? やっぱり日本人ですね。桜は大好きです。

ところが、去年は桜の花を見たかな? 一昨年はどうだったかな?
考えても思い出せないのです。いったい何をしていたのでしょう?
あの頃はと言えば、何か迷路に迷い込んで、必死で出口を探していた様な気がします。

 あれから一年ですね。このレターも十一回になります。
いつも読んで下さっている皆様には、本当に感謝致します。ありがとうございます。

 私は今、あの頃の そう、初めて思い切って、レターを出した時の心境に戻り
もう一度、『ノスタルジア』を描いています。
 それは、九月の美術館に出品する為に、メインの場所に何を展示しようか?
と考えていました。目映えのする斬新なものがいいかな? 
それとも、今までとは 違う雰囲気の変わったものにしようか? でも、 ある意味
私の原点ともいうべき『ノスタルジア』菜の花が、頭の中から消えません。
 菜の花は、私が幼い頃の 母との 思い出でもあります。
やっぱり、菜の花だ! それしかない! という事で、今 制作中です。
でも今回は、直径一一〇センチの丸い衝立てなのです。
面白いものになると思います。


 そして、そろそろ女流展の選抜のお話しも聞こえてきます。
お陰様で今年も出品させて頂くことになりました。去年 東京の雅叙園で、刈屋崎省吾さんの
華道展を見に行き、来年はこれだ! と思った素材があります。
それは、まゆみの花です。花が枝から 鈴生りになっている ピンクの とても可愛い花です。
それを、あえてドライにして、セピア色になった まゆみに とても心が動きました。
懐かしいような、新鮮なような、不思議な気持ちになりました。
 その時の思いを私なりの表現で、描いてみたいと思っています。
自信はありません。でも、頑張ってみます。

 次から次と、しなくてはならない仕事があります。
毎日がハードで とても疲れます。でも、悲しい事や、寂しい事など すっかり忘れ、大好きな
仕事に没頭できるということ、こんな幸せはありません。
 応援して下さる皆様や、スタッフ達に 感謝しながら、きょうも きりきり舞いの幸せを
感じています。